第12回 ちびっ子広場(1)

湯島
 ちびっ子広場
 イベントレポート1

2017年8月20日(日)、湯島天満宮境内で第12回「湯島ちびっ子広場」が開催されました。昨年スタートして好評だった体験コーナーをはじめ、プレーコーナー、商店会加盟店が出店した飲食コーナーやステージなどが設けられ、入り口でもらった“うちわ”には、出店ブースの情報がぎっしり!  「遊びながら湯島にちょっと詳しくなれる」——そんな仕掛けがあると聞き、ワクワクしながら訪ねてきました。

合言葉で“ちびっ子広場”専用通貨の「シラウメ」をゲット!

昨年同様、今回も大活躍となった専用通貨「シラウメ」。体験コーナーで遊ぶと100シラウメが手に入り、飲食・ゲームコーナーでの買い物に使える仕組みです。100シラウメを100円として飲食店やゲームブースで利用できます。もちろん現金利用もOKです! 今回注目すべきは今年から登場した“シラウメハント”。商店会の人を見つけていくシールラリーで、ゼッケンを付けた人を見つけ、配布のうちわに書いてあるゼッケン番号ごとの合言葉を交わすと、似顔絵入りのシールをゲット!

3人で100シラウメ、5人で200シラウメがもらえるので、子どもたちも積極的に商店会の人に声をかけにいきます。参加した親子は「商店会の人に親しみがわきました」と、シールラリーを楽しみながら、商店会の人との距離が近づいていたようです。さあ、シラウメ通貨をゲットしておいしいものを食べに行こう!

湯島の人と仕事が身近になる~体験コーナー~

今年も湯島周辺にあるたくさんの団体からの協力で、楽しい体験コーナーが境内のあちらこちらに出そろっていました。子どもたちは1つ体験するごとに、100シラウメがもらえます。それぞれに、好きなものに挑戦しました!

《和菓子づくり体験》――つる瀬

和菓子に馴染みがない子どもに身近になって欲しいと、店の若旦那が自ら指導。若旦那が手の中でねりきりあんを「あさがお」や「青葉」の形にしていく様子を見る子どもたちのまなざしは、「どうやるとできるの?」と真剣そのもの! 小学生の女の子は和菓子をつくり上げると、「普段はあんこを食べないけど、きれいにできて大満足!」と誇らしげでした。

《参拝体験》――湯島天満宮

体験の子どもたちは白い着物と袴を身に着け、神妙な面持ちで本殿の前で小さな手を合わせ、参拝します。「今は分からなくても大きくなって、今日の格好は『神主』だったと気付いてくれるといい」と、作法を教えてくれた湯島天満宮の禰宜(ねぎ)さんは言います。 体験した男の子のお母さんは「やんちゃなので、お辞儀など礼儀作法を教えてもらえてありがたい」と話していました。

《サッカー体験》――東京ユナイテッドFC

東京ユナイテッドFCの選手の皆さんによる、ミニゴールを使ってのシュート体験コーナー。初めてゴールに向かってボールを蹴った3歳の男の子は、シュートを決めて選手と笑顔でハイタッチ! 見守るお母さんもうれしそうでした。 東京ユナイテッドFCは、文京区を起点とした「地域」に愛されるクラブを目指して活動しているチーム。「お祭りに参加できてうれしい。チームに興味をもってもらい、ボールを蹴ることの楽しさを知ってもらいたい」と、思いを話してくれました。

《太鼓体験》――湯島白梅太鼓

「お祭りらしい体験をやってみたかった」と話すのは、小学4年生の女の子。ねじり棒を頭に巻いた「白梅太鼓」のメンバーが、手とり足とり、時にはお手本を見せながら、太鼓の叩き方を指導します。半時間もかからずに、バチを握る姿が様になり、良い音が響くようになりました。

その他、梅香殿駐車場では本郷消防署による《まちかど防災訓練車》、東洋大IVUSA( 学生ボランティア)による《ゆしま防災紙芝居、他》が実施。参道では、ねこまつりによる《ねこねこ体験》、SEEDによる《資格障がい実験》、大洋製薬による《足育研究会・理科じっけん》などが実施されました。 いつもと違って、緊張しながらも素直に話を聞きながら体験する子どもを見て、「身内以外の大人と接するのも良い体験」と話す家族の声が聞こえていました。