10.避難所運営訓練に対する私見
平成23年
10月20日
避難所運営訓練に対する私見
従来型訓練の問題点
- 全てお膳立てが出来ていて現実味が無く実際の災害時の訓練になっていない。
- 色々な防災商品ブースが有るが、商品の紹介で目的がはっきりしない。
- 関係する一部の町会スタッフのみ理解しているだけの様に見える。
- 参加者が見学者に留まってしまう。
- 地区としての指針が示されていない。
- 自主防災組織構築が出来るとは思えない。
3月11日に行う訓練の目的
- 湯島小避難所としての役割と、機能を参加者に理解してもらう事。
- 理想としては、参加者の中から災害時のリーダーを作る事。
- ブロック制の確立と各町会の協力・協調行動の模索。
- 防災組織の再構築。訓練を通して現在の防災組織の問題点を整理し、不足部分を補う。
- 最終的には湯島小避難所の運営マニュアルの作成。
比較対象してみた結果、3月の訓練は少なくとも湯島小学校避難所訓練として一度も行われてはいない。湯島だけでなく、どこもまともな訓練経験が無いことへの理解。
- 今回の訓練を同時多発的な災害において、避難所の開設と運営本部設立をどの様に行うかの訓練として位置付ける。過去の稚拙な訓練からより現実的な訓練へ。
- この訓練内容を参加者全員とは言わないが、なるべく多くの町会、自主防災メンバー、住民の人達に共通認識を持ってもらう事が重要。
- 災害時とは何か!!命がらがらの人々の集合から始まると言う事の理解を共通認識として持ってもらう事。多くの住民や事業所に、直ぐに行政が助けることが出来ないことを理解していただく。
- その為には地域全体的を包括した筋書き(シナリオ)が必要と考える。
- 具体的に言うと、其々の場所でしゃべる言葉や名称等(一時集合場所⇒一時避難場所⇒広域避難所としての湯島小学校)の統一が必要だからです。
湯島小学校避難所運営協議会
会長 髙山 宗久