13.指定避難所本部開設のブラインド訓練

指定避難所
 本部開設の
 ブラインド訓練

東京都の2011年ブラインド型訓練は救出救助・緊急支援物資搬送・医療救護班活動の三つが行われましたが、あくまで警察、消防、自衛隊の訓練であり、住民の為の訓練を行う必要があります。

ブラインド訓練とは?

管理者側(訓練構成者)が訓練を企画・管理して、訓練対象者である防災訓練参加者に事前に訓練シナリオを知らせず、訓練管理者が実際の災害と同様な状況を想定して、管理者側が提供する情報などを元に参加者が必要な処置を決定していく訓練方法。参加者の防災能力の習熟・向上や組織や個人としての役割を訓練することを目的とする。今までの事前に訓練シナリオを知らせたうえで実施する手順確認訓練では、住民に緊張感もなく実際の災害に全く対応できないことから、より現実的な訓練として行われます。参加者は訓練をコントロールする側から与えられる情報をもとに、各種マニュアルに基づいて何をすべきか判断し行動することが求められています。

1、指定避難所ブラインド訓練当日のCブロック訓練内容

  • 事前通達の内容と通達が行き届いているとの設定
  • 本部立ち上げに必要な資機材(ノートPC数台、ワイファイ)
  • 発災状況把握行動(無線機必要)一時借り受け
  • 現状の把握、被災者の中から支援者を募集する。専門知識や技術を持った被災者には積極的に参加をお願いする。
  • 避難者カード作成(訓練用)
  • 役割分担とシール作成及び担架・車いすの手配
  • 指定避難所への連絡と通信班派遣。通信のルールを決めておく。
  • 指定避難所訓練へのCブロック被災住民としての参加。
  • 注:事前の準備と理解が必要なので、ブロック会議にて検討する。

 

Cブロック
 本部の役割について
(火災状況が
 安定している場合)

実際の非常事態では、天神下ブロック町会避難場所としては、火災等の状況を見ながら地震に耐えた全ての堅牢なビル、旧岩崎邸、黒門小学校一時避難所等の利用も考えるといった柔軟な考えで対処する必要に迫られます。町会周辺の道路や公園等の安全な場所に運営組織を作り、ブロック各町会との連絡を保ち、それらの情報を小学校、役所、東大グランド(自衛隊駐屯予定)等に伝える双方向の連絡網を確立することに専念する情報班を結成し、避難所運営協議会各ブロックとの協力が出来る体制を作り上げることが大切と考えます。火災が拡がりを見せるようであれば、より安全な避難場所へ移動することを優先する。

 

Cブロック
 避難場所が状況により
 変わることへの
 理解を求める

実際の非常事態では、天神下ブロック町会避難場所としては、火災等の状況を見ながら地震に耐えた全ての堅牢なビル、旧岩崎邸、黒門小学校一時避難所等の利用も考えるといった柔軟な考えで対処する必要に迫られます。町会周辺の道路や公園等の安全な場所に運営組織を作り、ブロック各町会との連絡を保ち、それらの情報を小学校、役所、東大グランド(自衛隊駐屯予定)等に伝える双方向の連絡網を確立することに専念する情報班を結成し、避難所運営協議会各ブロックとの協力が出来る体制を作り上げることが大切と考えます。火災が拡がりを見せるようであれば、より安全な避難場所へ移動することを優先する。

 

Cブロックの
 最優先順位は
 消火活動

地震発災後に、自身の安全と家族、建物、近隣の安全を確認したら、周囲に火 災が発生しているか確かめ、発生しているようであれば周囲や本部設置予定場 所まで速やかに伝えて消火活動に入ることが先決になります。現実では火災発 生と同時に付近住民で消火活動が開始されているのが望ましく、周囲に準備し ている消火用具を集められる環境を整える必要があります。以上のことから、 防災組織、各町会、商店会が協力して投げる消火用具、消火器、バケツ等の町 会員宅・商店会員宅に配備を進めておりますが、各家庭、事業所でも配備され ることが望ましいと思います。

 

発災直後の
 ブロック
 本部関係者
 (火災による
  避難が無い場合)

地震発災後に、自身の安全と家族、建物、近隣の安全を確認したら、周囲に火 災が発生しているか確かめ、発生しているようであれば周囲や本部設置予定場 所まで速やかに伝えて消火活動に入ることが先決になります。現実では火災発 生と同時に付近住民で消火活動が開始されているのが望ましく、周囲に準備し ている消火用具を集められる環境を整える必要があります。以上のことから、 防災組織、各町会、商店会が協力して投げる消火用具、消火器、バケツ等の町 会員宅・商店会員宅に配備を進めておりますが、各家庭、事業所でも配備され ることが望ましいと思います。