平成23年10月20日
1.日時・場所等
(1) 日時 | 平成24年3月11日(日)午前9時から正午まで |
---|
(2) 場所 | ア.湯島小学校 |
---|
| イ.文京区役所防災課 |
---|
(3)参加者 | 約〇〇〇名 |
---|
| ア. 湯島小学校避難所運営協議会委員 |
---|
| イ. 区民防災組織(指定16町会・自治会、本郷三丁目金助町会・春木会) |
---|
| ウ. 湯島小学校職員 |
---|
| エ. 湯島小学校PTA |
---|
| オ. 民生委員・児童委員 |
---|
| カ. 本郷消防署 |
---|
| キ. 本富士警察署 |
---|
| ク. 文京区防災課 |
---|
2.訓練目的
1. | 湯島小学校避難所としての役割と機能を参加者に理解してもらう。 |
---|
2. | 訓練参加者の中から災害時のリーダーを育成する。 |
---|
3. | ブロック制の確立と各町会の有機的連環を模索する。 |
---|
4. | 防災組織の再構築。訓練を通して現在の防災組織の問題点を整理し、不足部分を補う。 |
---|
5. | 最終的には、湯島小学校避難所運営マニュアルの作成につなげる。 |
---|
3.被害想定
平成24年3月11日(日)午前9:00に東京湾北部を震源とするM8.0の地震が発生し、東京都23区を中心に強い揺れが襲った。
1. | 発生時刻:午前9:00 |
---|
2. | 震源地:東京湾北部 |
---|
3. | 地震の規模:M8.0 |
---|
4. | 区内震度:震度6弱 |
---|
5. | 公共交通機関:全面的に停止状態 |
---|
6. | ライフライン:電気、ガス、上下水道、電話が停止状態 |
---|
4.訓練内容
(1)避難訓練 | |
---|
ア. | ブロックごとに避難訓練を行い、町会間の連携を模索する。 |
---|
イ. | ブロックごとに湯島小への避難者を選定し、湯島小学校への避難訓練を行う。 |
---|
ウ. | ブロックから運営本部への通信訓練(伝令)を行う。(被害状況、避難者数等) |
---|
(2)避難所立ち上げ訓練 | |
---|
ア. | 避難者(訓練参加者)の中から運営本部員・班長を選出する。 |
---|
イ. | 校内の安全点検を行い、避難者別(区民、帰宅困難者、災害弱者、児童等)居住スペースを決定する。 |
---|
ウ. | 参集した避難者の取り扱いや受付方法等の避難者誘導方法を策定する。 |
---|
(3)避難者受付訓練 | |
---|
ア. | 避難者受付をオリジナルのフォーマットと集計ソフトを活用して行う。 |
---|
イ. | 備蓄倉庫から毛布一式(毛布、ゴザ)を搬出し、避難者への配布準備を行う。 |
---|
ウ. | 避難者は、指定された場所において、居住スペースの設営を行う。 |
---|
エ. | 区災害対策本部(湯島地活センター)へ避難者情報を連絡する。 |
---|
(4)配給訓練 | |
---|
ア. | 限られた物資(飲料水)をどのように優先順位付して配給するか計画をたてる。 |
---|
イ. | 優先順位に沿って、物資(飲料水)の配給を行う。 |
---|
5.その他
本訓練では、訓練概要をベースに参加組織ごとの脚本を準備し、訓練参加者は脚本に沿って対応行動を模倣し、受信情報の報告、判断・意思決定、指示・調整等を疑似体験することによって、基本的行動を習得する。
比較対象してみた結果、3月の訓練は少なくとも湯島小学校避難所訓練として一度も行われてはいない。湯島だけでなく、どこもまともな訓練経験が無いことへの理解。
● 今回の訓練を同時多発的な災害において、避難所の開設と運営本部設立をどの様に行うかの訓練として位置付ける。過去の稚拙な訓練からより現実的な訓練へ。
● この訓練内容を参加者全員とは言わないが、なるべく多くの町会、自主防災メンバー、住民の人達に共通認識を持ってもらう事が重要。
●災害時とは何か!!命がらがらの人々の集合から始まると言う事の理解を共通認識として持ってもらう事。多くの住民や事業所に、直ぐに行政が助けることが出来ないことを理解していただく。
●その為には地域全体的を包括した筋書き(シナリオ)が必要と考える。
●具体的に言うと、其々の場所でしゃべる言葉や名称等(一時集合場所⇒一時避難場所⇒広域避難所としての湯島小学校)の統一が必要だからです。
湯島小学校避難所運営協議会
会長 髙山 宗久
